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「どこに行きたいわけでもないけど、どこかへ行きたい」
そんな時に、ちょうどいい場所。

 我々はほとりをこう定義しています。曖昧ですね。
一方でもともと「ほとり」という言葉自体も、水面と陸地が触れ合う付近を指す曖昧な表現。水面と陸地の境界線は風や潮の干満で1秒1秒変わっていきます。そのため、「ほとり」は、実はあってないようなものなのです。だからこそ境界はにじんだり、混ざったりしているはず。

であるならば、「どこに行きたいわけでもないけど、どこかへ行きたい」。そんな気持ちも大切にしたいというわけです。
 今、世の中の人間関係やモノゴトを見渡すと「良い・悪い」「できる・できない」「日常・非日常」
といったように何でも2つに分ける。加えて、気が付いたら肩書や身分のような分かりやすい尺度が力を持ちがちです。

 でも、本当は何事にも陸と水面の「ほとり」ように、割り切れないあいまいさがあります。そんな曖昧さの中で、少しだけ2つに分けられていたものが溶け合う。そんな空間でなら、次の休日が少し楽しみになるかもしれません。

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